cTrader、MT4(MetaTrader 4)、MT5(MetaTrader5) はそれぞれ独自の特徴と利点を持つトレーディングプラットフォームであり、多くのトレーダーにとって選択肢のひとつになります。
しかし、これらのプラットフォームの機能や特徴には大きな違いがあり、どのプラットフォームを選ぶかはトレーダーの取引スタイルや市場へのアプローチに大きく依存します。
結論から申し上げると、各取引プラットフォームを比較して以下のような結論に至りました。
今回はこの結論に至った理由を、各取引プラットフォームの特徴やメリット・デメリットを交えて解説していきます。
取引プラットフォーム選びに迷っている方は多いと思いますので、この情報を参考にして最適な選択を行ってください。
cTrader・MT4・MT5の機能性を比較
cTrader | MT4 | MT5 | |
---|---|---|---|
取引方法 | – ECN | STP ECN | |
対応デバイス | Web / Mac / Windows iOS / Android | ||
使いやすさ | やさしい | むずかしい | |
チャート | 6種類 | 3種類 | |
板情報 | 対応 | – | 一部対応 |
時間足 | 26種類 | 9種類 | 21種類 |
約定力 | ◎ | ◯ | ◯ |
決済方法 | ワンクリック 一括決済 分割決済 建玉変更 | ワンクリック – 分割決済 – | ワンクリック 一括決済 分割決済 – |
開発言語 | C# | MQL4 | MQL5 |
インジケーター | 67種類 | 31種類 | 37種類 |
カスタム インジケーター | 少ない | 多い | 少ない |
自動売買 | 少ない | 多い | 普通 |
コピートレード | 少ない | 多い | 普通 |
日本時間 | かんたん | インジケーター必須 |
自分に合ったプラットフォームを選択することは、トレーディングの成功に直結します。
各プラットフォームの機能を比較してどの取引プラットフォームが優れているのか調査しました。
チャートの種類を比較
cTrader | MT4 | MT5 | |
---|---|---|---|
チャートの種類 | バー ロウソク足 ライン ドット エリア HLC | バー ロウソク足 ライン – – – | バー ロウソク足 ライン – – – |
cTraderでは、ローソク足やバーチャートやラインチャートに加え、計6種類のチャートタイプを使い分けられます。チャートタイプはチャート上部からかんたんに切り替えられます。
時間足を比較
cTrader | MT4 | MT5 | |
---|---|---|---|
分足 | 1分 2分 3分 4分 5分 6分 7分 8分 9分 10分 – 15分 20分 30分 45分 | 1分 – – – 5分 – – – – – – 15分 – 30分 – | 1分 2分 3分 4分 5分 6分 – – – 10分 12分 15分 20分 30分 – |
時間足 | 1時間 2時間 3時間 4時間 6時間 8時間 12時間 | 1時間 – – 4時間 – – – | 1時間 2時間 3時間 4時間 6時間 8時間 12時間 |
日足 | 1日 2日 3日 | 1日 – – | 1日 – – |
週足 | 1週 | 1週 | 1週 |
月足 | 1月 | 1月 | 1月 |
cTraderでは、MT4・MT5よりも多くの時間足を選択できます。
短時間足のメリットは細かな分析ができる点です。一方、長時間足のメリットはだましが少ない点です。チャート分析をするときに時間足が多ければ、その分正確な分析ができるといえます。
標準インジケーターを比較
cTrader | MT4 | MT5 | |
---|---|---|---|
トレンド系 | 13種類 | 7種類 | 12種類 |
オシレーター系 | 20種類 | 14種類 | 15種類 |
ボラティリティ | 12種類 | – | – |
ボリューム | 11種類 | 4種類 | 4種類 |
その他 | 11種類 | 6種類 | 6種類 |
合計 | 67種類 | 31種類 | 37種類 |
標準搭載されているインジケーターの種類はcTraderが圧倒的でした。
一方で、有志が作成して公開しているいわゆるカスタムインジケーターの種類は、1番最初にサービスを展開したMT4が圧倒的に多いです。
注文・決済方法を比較
cTrader | MT4 | MT5 | |
---|---|---|---|
決済方法 | ワンクリック 一括決済 分割決済 建玉変更 | ワンクリック – 分割決済 – | ワンクリック 一括決済 分割決済 – |
cTraderでは、板情報からワンクリックで注文できます。MT5も板情報に対応していますが、建玉変更はcTraderのみです。
ワンクリック注文は、スキャルピングなどの短期取引スタイルを行うトレーダーにとって必須の機能です。cTraderでは高速サーバーを使って直接アクセスできることから積極的に使っていきたい機能といえます。
自動売買ツール・コピートレードを比較
cTrader | MT4 | MT5 | |
---|---|---|---|
自動売買ツール | 少ない | 非常に多い | 多い |
コピートレード | 少ない | 非常に多い | 多い |
始めやすさ | ◎ | ○ | ○ |
MT4は2005年からサービススタートしていることもあって、種類は非常に豊富です。
後継のMT5も増えては来ていますが、まだまだ自動売買はMT4が主流となっています。
cTraderは自動売買ツールやコピートレードの種類こそ少ないですが、MT4・MT5で稼働した自動売買ツールをそのままcTraderの口座に反映して稼働することができます。
またcTraderは取引プラットフォームからコピートレードの人気ランキングや過去の成績を見て、ワンクリックで稼働することも可能です。
cTraderの特徴
- 約定力が高い
- 標準インジケーターが豊富
- 時間足の選択肢が多い
- チャートの種類が6種類
- 板情報を用いたテクニカル分析ができる
- コピートレードを始めやすい
- 使いやすくパフォーマンスも高い
- 対応しているFX業者が少ない
- 自動売買ツールの種類がまだ少ない
cTraderのメリット
cTraderは、その注文方式にECN方式を採用しています。これにより、リクオートの発生が少なく、市場の変動にも安定して対応できます。また、参加者の注文が板情報に反映されるため、透明性が高まります。
さらにcTraderでは、株取引などで一般的に利用される板情報を標準機能として備えています。この情報は市場の流動性を理解するのに役立ち、とくにスキャルピングなどの短期トレードに有用です。
さらに、26種類もの時間足を提供し、幅広いトレーディング戦略に対応します。
オートチャーティストという機能もあり、細かいテクニカル分析を一目で確認できます。
また裁量トレード以外にも、優秀なコピートレードがプラットフォーム内から簡単に選択・稼働することができます。
cTraderのデメリット
cTraderは高い透明性と約定力を備えた優れたプラットフォームではありますが、MT4やMT5と比較してcTraderを採用しているブローカーの数が限られています。
現時点でもっともおすすめなcTrader対応のFX業者はAXIORY(アキシオリー)です。
AXIORYの基本情報 | |
---|---|
おすすめ度 | ★★★★★ |
最大レバレッジ | 1000倍 |
最低スプレッド | 0.0pips |
取り扱い銘柄数 | 400種類以上 |
公式サイト | https://www.axiory.com/jp |
AXIORYでは最大1000倍のレバレッジをかけつつ非常に狭いスプレッドでcTraderを扱うことができます。
取扱銘柄数は400種類以上、金融ライセンスやThe Financial Commissionへの加入、などなど魅力が盛り沢山の海外FX業者です。
気になった方は、ぜひ口コミや評判をご参考のうえご利用を検討してください。
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MT4(MetaTrader4)の特徴
- カスタムインジケーターが豊富
- 自動売買ツールの種類が豊富
- 対応しているFX業者が多い
- 標準インジケーターの種類が少ない
- 時間足が少ない
- テクニカル分析にはいま一歩
- すでにアップデートが終了している
- サービス終了の可能性がある
MT4のメリット
MT4は個別のニーズに合わせたカスタムインジケーターや自動売買ツールが、もっとも多くMT4ユーザーであればこれらを自由に利用できることから、カスタマイズ自由度の高いプラットフォームです。
MT4のデメリット
MT4は2005年に開発されたプラットフォームであるため、その基本設計は比較的古く、新しいテクノロジーを統合する能力が限定されています。とくに取引実行速度や処理能力に関しては、MT5が64bitなのに対して32bitと劣っておりスキャルピングや複雑な自動取引戦略を実行しようとするトレーダーには不向きな可能性が高いです。
MT5(MetaTrader5)の特徴
- 動作スピードが早い
- MT4よりも機能がアップデートされている
- 自動売買ツールが少ない
- 対応している業者がMT4より少ない
MT5のメリット
MT5はMT4と比較して、より高機能に進化し続けています。例えば、64ビットプロセッサを使用し、動作スピードが向上しているなどです。この進化により、トレーダーは市場の変動に迅速に反応し、取引をより速く、効率的に行えます。さらに、MT5は定期的なアップデートを受け、新機能が追加されていることから、今後さらなる向上が期待されます。
MT5のデメリット
MT5は、MT4と開発言語が異なるため、MT4のカスタムインジケーターやエキスパートアドバイザー(EA)を直接利用することができません。
MT4に存在する豊富な情報源やカスタマイズの選択肢がMT5で直接活用できないため、新規ユーザーや移行を検討中のMT4ユーザーにとっては、大きな痛手でしょう。
まとめ
cTrader、MT4、MT5のどれを選ぶかは、個々の取引スタイルと具体的なニーズによって大きく左右されます。
もし透明性と高速取引を重視する場合はcTraderが最適です。
cTraderが利用できるFX業者はまだまだ少ないですが、今後増える可能性が十分に高いです。
いますぐcTraderを使いたいという方はAXIORY(アキシオリー)をご検討ください。
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