FIXIO(フィクシオ)は2022年に設立された比較的新しい業者ですが、4つの金融ライセンスを保有する信頼性の高い海外FX業者です。
2024年4月にサービス名称を「FiXiFX(フィクシーエフエックス)」から、現在のFIXIOに改めました。
FIXIOは、スキャルピングが無制限で自動売買ツールにも対応していることや、スプレッドが狭いこと、取引プラットフォームのcTraderに特化しており約定力が高いことなど、多くのメリットがある海外FX業者です。
一方で、他の海外FX業者に比べると最大レバレッジが400倍と低いなどといった気になる点もあります。
本記事では4つの金融ライセンスを持つFIXIOの安全性や口座の種類、主な特徴、注意すべき点について解説します。
ぜひ、海外FX業者選びの参考にしてください。
FIXIOはどんな海外FX業者?
最初にFIXIOがどのような事業者なのか整理します。
会社概要 | |
---|---|
運営会社 | Prex Markets Limited |
設立年 | 2022年 |
住所 | バハマ Nassau, Second Floor Unit C, SP-63191 78 Sanford Drive, Balmoral Development |
金融ライセンス | バハマ証券委員会(SCB) ライセンス番号:SIA-F255 |
カナダFINTRAC (MSB) MSB免許番号:M21689983 | |
セーシェル金融サービス庁(FSA) ライセンス番号:ST077 | |
米国FinCEN (MSB) MSB免許番号:31000232220410 | |
顧客資産の管理 | 分別管理 |
取引ツール | cTrader、MT5、AdvanTrade |
公式サイト | https://fixiomarkets.com/ja/home |
FIXIO(フィクシオ)は、2017年にセーシェル金融サービス庁(FSA)の規制下で金融サービスの提供を始めたPrex Markets Limitedにより、2022年から運営されています。
FIXIOは、このPrex Markets Limitedのグループ会社である、Topical Wealth International Ltd(以下、TWI社)が運営する自社開発の取引プラットフォーム「AdvanTrade」と「MT5」に特化した海外FX業者のAdvanTradeのマルチブランドでもあります。
以前は「FiXiFX(フィクシーエフエックス)」の名称でサービスを提供していましたが、2024年4月にFIXIOと改名しています。
そのため、公式サイトには「FIXI」と記載されている部分もありますがFIXIOと同じ会社ですのでお間違いなく。
FIXIOは、バハマに本社を構えています。バハマはカリブ海に浮かぶ西インド諸島の島国で、約700の島とサンゴ礁から成り立っており、金融業が盛んなのが特徴です。
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FIXIOの安全性
FIXIOは2つの金融ライセンスと、2つの金融監査組織に登録している海外FX業者で、顧客資金の分別管理を徹底するなど安全性を重視しています。
ここでは保有する金融ライセンスと金融監査組織、ならびに資金の分別管理について解説します。
バハマとセーシェルの金融ライセンスを取得
FIXIOはバハマ証券委員会(SCB)とセーシェル金融サービス庁(FSA)の金融ライセンスを取得しています。
複数ライセンスを保有しているということは、それだけ信用性が高い業者だといえます。
FINTRAC・FinCENと犯罪防止に努めている
FIXIOではカナダで犯罪収益やテロ資金の疑いがある取引について情報収集や操作を行う金融取引報告書分析センター「FINTRAC」や、アメリカ財務相に所属して金融犯罪を捜査する「FinCEN」の認可も受けています。
「FINTRAC」とは、カナダのFinancial Intelligence Unit(FIU)の正式名称で、マネーロンダリングやテロ資金などの疑わしい取引に関する情報を分析し、適切な捜査機関や関連当局に情報提供するための政府機関を指します。2018年には日本の金融庁とも合意したことで、犯罪防止体制をさらに強化しています。
「FinCEN」は、Financial Crimes Enforcement Network(金融犯罪取締ネットワーク)の略称です。アメリカ合衆国財務省の機関であり、FINTRACと同様にマネーロンダリングやテロ資金などの金融犯罪を防止し、捜査するために設立された政府機関です。
FIXIOでは取引履歴や入出金履歴をこれらの政府機関に情報提供していることからブラックボックスのないクリーンな活動を行っています。
顧客資金を分別管理
FIXIOは会社の資産と顧客の資産を分けて管理する分別管理を採用しているため、万が一、FIXIOが破産したとしても顧客の資産は破産管財人の弁護士から返却される仕組みとなっています。
上記の仕組みを機能させるため、顧客の資産は大手金融機関の顧客資産専用口座に分別保管しています。
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FIXIOの取引口座の種類
FIXIOの取引口座は全部で4つあり、一般的な取引を想定した「スタンダード」と、金額が大きい取引を想定した「プレミア」の大きく分けて2つのタイプがあります。
STP スタンダード | ECN スタンダード | |
---|---|---|
取引ツール | cTrader MT5 AdvanTrade | cTrader MT5 AdvanTrade |
基本通貨 | JPY USD EUR AUD GBP SGD NZD CAD | JPY USD EUR AUD GBP SGD NZD CAD |
初回入金額 | 5ドル | 5ドル |
取扱銘柄 | 為替通貨 貴金属 エネルギー コモディティ 株式 株価指数 仮想通貨 | 為替通貨 貴金属 エネルギー コモディティ 株式 株価指数 仮想通貨 |
レバレッジ | 400倍 | 400倍 |
スプレッド | 0.8pips~ | 0.0pips~ |
取引手数料 | 無料 | 12ドル/往復 |
1ロットあたり | 100,000通貨 | 100,000通貨 |
最低取引単位 | 1,000通貨 | 1,000通貨 |
ロスカット | 20% | 20% |
ゼロカット | ○ | ○ |
「スタンダード」と「プレミア」は、それぞれSTP口座とECN口座の2つに分けられています。
STPもECNも、海外FXで広く採用されている注文方式であるNDD方式の一種で、国内FX業者が採用しているDD方式に比べて透明性が高いというメリットがあります。
STPはFX業者が間に入ってマッチングを行いますが、業者が間に入っているためスプレッドが若干高くなります。
一方、ECNはFX業者を通さず、直接インターバンク市場に注文を流す方式のため透明性が最も高く、スプレッドも低くなりますがその代わりに取引手数料が発生します。
このことをふまえて、FIXIOの4つの口座の違いを詳しく見てみましょう。
STPスタンダード口座
STPスタンダード口座はほぼECNスタンダードと同じ取引条件ですが、スプレッドや取引手数料の部分が異なっています。STP方式を採用しているため、取引するごとに0.8pips以上のスプレッドを支払わなければなりません。
そのかわり、取引手数料が無料です。スプレッドが狭い通貨ペアであれば、STPスタンダード口座の方が低コストになるかもしれませんが、スプレッドが大きい通貨ペアならECNスタンダード口座の方が低コストになるでしょう。
ECNスタンダード口座
ECNスタンダード口座はスプレッドがほぼない状態で数多くの銘柄を取引できる口座です。最低入金額が5ドルからで最低取引単位が1,000通貨あるため、少額でFXや他の金融商品の取引ができます。
しかし、取引手数料が往復で12ドルかかるためあまりに少額な取引を何度も繰り返すと手数料負担が利益を上回る手数料負けの状態になる可能性がある点に注意が必要です。
STPプレミア口座
プレミア口座は初回入金額が20,000ドル(1ドル=150円なら300万円)とかなりハードルが高い口座で、大口向けの口座といえます。基本条件や初回入金額はECNプレミア口座と同じですが、スプレッドと取引手数料の点で違いがあります。
STPスタンダード口座と同じくSTPプレミア口座は取引手数料が無料ですが、取引するたびにECNプレミア口座よりも多くのスプレッドを支払う必要があります。
ECNプレミア口座
STPプレミア口座と同様に、初回入金額が20,000ドルとこちらも大口向けの口座です。ECNスタンダード口座と同じく、ECNプレミア口座も最低スプレッドが0.0pipsとなります。
1ロットあたり往復7ドル(片道3.5ドル)の取引手数料がかかりますがECNスタンダード口座の往復12ドル(片道6ドル)よりもかなり低コストですのでまとまった資金を持っているならこちらの方がお得です。
FIXIOの特徴
FIXIOは比較的新しい海外FX業者ですがさまざまなメリットを有しています。
ここではFIXIOの特徴として以下の点を取り上げます。
- ボーナスキャンペーンがある
- 最大レバレッジは400倍
- 最狭スプレッドは0.0pips
- 取扱銘柄が多い
- スキャルピング無制限
- 自動売買ツールを使用できる
- 複数のプラットフォームを使って取引できる
- ゼロカットを採用している
- 約定スピード0.014秒未満の超高速取引
- 入金方法が選択でき、手数料が無料
- リクオートやスリッページを極力排除
- デモ口座を利用できる
- サポートは年中無休で日本語対応もOK
それぞれの特徴についてみてみましょう。
ボーナスキャンペーンを実施
FIXIOでは以下の3つのボーナスキャンペーンを実施しています。
概要 | |
---|---|
口座開設ボーナス | 口座を開設すると30ドルのボーナスがもらえる |
入金ボーナス | 3回に分けて最大5,000ドルの入金ボーナス |
キャッシュバック | 取引量に応じて最大130万円のキャッシュバック |
新規口座開設ボーナス
最も低リスクで得られるのが口座開設ボーナスです。口座を開設するだけで30ドルのボーナスがもらえます。
FIXIOで30ドル受けとる方法は以下のとおりです。
アカウント登録(口座開設)が終わったら、アカウントを有効化するために本人確認書類をアップロードします。
- 本人確認書類
- 住所確認書類
書類に不備がなければアカウントの有効化が完了します。
オンラインチャットから、「チャットを開始する」をクリックして、チャットを開始します。
チャットの質問項目から「サービス&ボーナス情報」→「その他ボーナス情報」→「口座開設ボーナスを申請」を選択します。
5つの質問項目に答えたら、デポジットとして指定取引口座に反映されます。
以上で口座開設ボーナスの受け取りが完了です。
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入金ボーナス
入金ボーナスは3回に分けて配布されます。
ボーナス上限 | 最低入金額 | |
---|---|---|
1回目 | 500ドル | 200ドル |
2回目 | 1,500ドル | 200ドル |
3回目 | 3,000ドル | 200ドル |
合計 | 5,000ドル | – |
1回目のボーナスをもとに、入金ボーナスの早見表をつくってみました。
入金額 | ボーナス付与額 | 利益の出金に 必要な総取引高 |
---|---|---|
200ドル | 10ドル | 7.04 ロット |
500ドル | 50ドル | 17.6 ロット |
1,000ドル | 100ドル | 35.2 ロット |
1,500ドル | 150ドル | 52.8 ロット |
2,500ドル | 250ドル | 88.0 ロット |
3,000ドル | 300ドル | 105.6 ロット |
5,000ドル | 500ドル | 176.0 ロット |
つまり、5,000ドルを入金すると10%にあたる500ドルのボーナスを獲得できます。
2回目の上限である1,500ドルを獲得するには15,000ドルの入金が必要となり、3回目の上限である3,000ドルを獲得するには30,000ドルの入金が必要です。
基本的にボーナスは取引をする際に利用できるもので、ボーナス単体の引き出しはできません。また、入金ボーナスで得た利益を出金するには一定の取引高を満たしていなければなりませんので出金前に確認しておきましょう。
FIXIOポイントで優遇サービスが利用できる
FiXiリワードプログラムでは、トレーダーの入金額や取引量に応じてポイントが与えられます。
ポイントが貯まるほどアカウントランクが上がり、より良いサービスや価格設定の特典を受けることができます。
クラシック | アドバンス | エリート | アンバサダー | |
---|---|---|---|---|
スプレッド | 通常 | 最大-30% | 最狭 | 最狭 |
サポート | 通常 | 通常 | 専属マネジャー | 専属マネジャー |
学び | – | – | 専門家対応 | 専門家対応 |
限定イベント | – | – | あり | あり |
最大レバレッジは400倍
FIXIOの最大レバレッジは400倍と平均的です。
金融商品ごとの最大レバレッジは以下のとおりです。
最大レバレッジ | |
---|---|
外国為替(FX) | 400倍 |
株価指数CFD | 100倍 |
貴金属CFD | 100倍 |
エネルギーCFD | 100倍 |
コモディティCFD | 100倍 |
仮想通貨CFD | 2倍 |
株式CFD | 2倍 |
貴金属やエネルギー、コモディティのレバレッジが100倍というのはかなり魅力的です。
取引する金融商品によって最大レバレッジは異なりますが、手持ちの資金よりも多くの取引ができるというメリットがあります。
最小スプレッドは0.0pips
FIXIOのスプレッドと取引手数料は以下のとおりです。
STP スタンダード | ECN スタンダード | STP プレミア | ECN プレミア | |
---|---|---|---|---|
スプレッド | 0.8 pips~ | 0.0 pips~ | 0.8 pips~ | 0.0 pips~ |
取引手数料 | 無料 | 12ドル/往復 | 無料 | 7ドル/往復 |
ECN方式を採用している口座はスタンダードでもプレミアでも最狭スプレッドは0.0pipsで設定していますが、取引手数料がかかります。
一方、STP方式を採用していると最狭スプレッドは0.8pipsと設定されていますが、取引手数料が無料です。
- ECNプレミア口座
- STPプレミア口座
- ECNスタンダード口座
- STPスタンダード口座
基本的にECN口座のほうが取引コストは有利ですが、通貨ペアによってはスプレッドが大きく開くものもあるため銘柄によってはSTP口座のほうが有利になる可能性もあります。
具体的に言えば、米ドル・ユーロ・日本円・英ポンド・オーストラリアドルなどのメジャー通貨であれば通常スプレッドが狭いため手数料がないSTP口座の方が有利になります。
しかし、ポーランドズロチやハンガリーフォリントといった取引量が少ないマイナー通貨はスプレッドが大きく開く可能性が高いため、スプレッドが狭くなるECN口座を選んだほうが有利になります。
取り扱う通貨ペアや取扱数量などを総合的に考えて口座を選んだほうがよいでしょう。
取扱銘柄が多い
FIXIOのメリットの一つに取扱銘柄の多さがあります。
外国為替(FX)については70種類以上の通貨ペアを取引できますし、アメリカやヨーロッパ、日本、中国、香港など世界の主だった市場の株価指数CFDも取り扱っています。
貴金属については金や銀、プラチナ、パラジウム、銅の5つを取り扱っていますので、他の海外FX業者よりもラインナップが豊富です。
エネルギーは天然ガスや原油といったメジャーなものに加え、ガソリンや灯油、軽油といった細かなジャンルにも投資可能です。ガソリンや灯油に直接投資できる金融商品はかなり限られているので注目に値します。
他の業者よりも取引面で目立つのが、コモディティの多さで、ココア(カカオ豆)やコーヒー、コットン(綿花)、オレンジジュース、砂糖等にも投資できます。これらの商品は価格の変動が大きいため、取引のタイミング次第では大きな利益を上げることが可能です。
取扱銘柄が多いということは、分散投資の対象が多いことを意味します。幅広い銘柄に分散投資するチャンスがあるので、リスクを最小限に抑えることもできますよ。
スキャルピング無制限
FIXIOのメリットとしてスキャルピングを無制限に容認している点があげられます。
スキャルピングは短時間で膨大な量の取引を行い、小さな利益確定を積み重ねることで収益を得る取引手法ですが、度重なる取引はFX会社のサーバーに負担をかけてしまうため禁止しているFX業者もあります。
とくに、DD方式で取引注文を全てFX業者のサーバーを介して行っている国内FX業者は短時間で過度に集中した取引を禁止しているため、スキャルピングが事実上不可能となっていることがあります。それでもスキャルピングを行ってしまうと、最悪の場合、口座が凍結される恐れがあります。
FIXIOでは、注文を直接インターバンク市場に流すことで、透明性の高い取引を実現している取引プラットフォーム「cTrader」を採用しているので、公式サイトでスキャルピング無制限を掲げています。
もちろん短期間に大量のスキャルピングを行っても、口座を凍結される心配がありません。スキャルピングや短時間で取引を行う自動売買を使いたいのであれば、スキャルピング無制限としているFIXIOの利用が向いています。
自動売買ツールや最新ツールを使用できる
FIXIOでは自動売買プログラム(EA)を使った取引ができます。
それどころか公式サイトでEAを見つける方法を紹介したりEAのテストを推奨したり、MT5を使ったEAの利用方法を解説したりしていますので、遠慮なくEAを使用した取引ができます。
また、最先端のコピー取引ツールや最新のアルゴリズムを利用した取引も認めているので、さまざまな取引手法を制限されることなく実践できます。
少額取引もできる
FIXIOでは最低1,000通貨を、新規口座開設ボーナスを利用して、400倍のレバレッジで取引できることから少額取引にぴったりな海外FX業者です。
マイクロ口座が設定されていないため少額取引ができないと思われがちですが、FIXIOはどの口座も0.01ロット(1,000通貨)から取引可能です。
1ロット10万通貨、0.1ロット1万通貨の取引ももちろんできますので、リスクの許容幅に応じて取引数量を調整できます。小ロットで取引すると必要証拠金が少なくて済み、損失が発生しても最小限に抑えることができます。
FXの取引にはどれだけ勉強しても実際に経験しないとわからないことがたくさんあります。取引になれるまでは1,000通貨という小ロットで取引を行ってリスクを最小限にして取引のコツやカンをつかんだ方がよいでしょう。
複数のプラットフォームを使って取引できる
FIXIOどの口座でもMT5やAdvanTrade、cTraderの3つのプラットフォームを使って取引できます。
筆者が実際に使用してみたところ個人的な感想ではありますが、cTrader>MT5>AdvanTradeの順におすすめします。
cTrader
cTtraderはスキャルピングや自分の判断で素早く取引を行う裁量トレードに向いたプラットフォームです。迅速な注文執行にも定評があるため、短時間の取引を行うのに向いています。cTraderには数多くのチャートタイプやテクニカル指標が搭載されているため、相場の動向を分析するのにとても便利です。使いやすいインターフェースである点もcTraderのメリットです。見やすくわかりやすい画面表示であるため、初心者から上級者まで幅広いトレーダーの要望に応えることが可能です。
MT5(MetaTrader5)
MT5のメリットは操作方法に関する情報量の多さです。MT5は数多くのブローカーが搭載していることから、使い方に関するあらゆるハウツーがネットに多数転がっています。機能面はcTraderにやや劣りますが、利用者数の多さからカスタムインジケーターの種類はcTraderより豊富です。
AdvanTrade
AdvanTradeはFIXIOのグループが開発した独自のトレードツールです。インターフェースが使いやすくなっていることはもちろんのこと、大半の金融商品に対応していることや無料で利用できることなど複数のメリットを有しています。AdvanTradeを利用しているとレバレッジを10〜400倍で自由に設定できるため、リスクのコントロールがしやすくなります。また短期取引に欠かせないテクニカル分析指標も多数搭載しています。
ゼロカットを採用している
FIXIOはゼロカットを採用している海外FX業者で、公式サイトには「マイナス残高保護」と記載されています。
マージンコールなどが正常に機能しないようなボラティリティが高い相場状況のときに顧客の証拠金がマイナスになっても、不足分を入金する必要がないことが記載されています。
もし、マイナス残高保護の規定がなければボラティリティが高まって一気にロスカットされた際の証拠金の不足を自分で負担(追加証拠金の納付)しなければなりません。国内FXは国の規制によりゼロカットを保証できないため、追加証拠金(追証)がどんな高額になっても支払う必要があります。
しかし、ゼロカットが保証されているFIXIOは、こうした心配をする必要がないため安心して取引に専念できます。
約定スピード0.014秒未満の超高速取引
FIXIOの魅力の一つに約定スピードの速さがあります。高速で取引できることは、スキャルピングなどの超短期取引において極めて重要です。
たとえば、約定スピードが0.1秒の業者と0.01秒の業者では処理できる取引量に10倍近くの差が出ます。FIXIOのように取引速度が早ければ、それだけ多くの取引を実行できるため利益が取引回数に比例しがちなスキャルピングで非常に有利に働きます。
入金方法が選択できて手数料が無料
FIXIOでは以下の5つの方法で入金できます。
- クレジットカード・デビットカード
- 銀行振込
- ビットコイン
- イーサリアム
- テザー(USDT)
クレジットカードやデビットカードで入金できるのはAUD、USD、GBP、EUR、SGD、JPY、NZD、CADの8つの通貨です。クレジットカードやデビットカードを使うと即座に取引口座に入金することができます。
私たちにとって最も馴染みがある方法は銀行振込かもしれません。FIXIOはATM・金融機関の窓口・ネットバンキングなどを利用した銀行振込に対応しています。銀行振込の入金反映時間は着金を確認してから約2時間以内です。ただし、銀行の営業日の関係で入金がずれ込むことがあるため、なるべく早めに入金指示を出す必要があります。
ビットコインやイーサリアムといった仮想通貨で入金することも可能です。入金反映時間はそれぞれの仮想通貨のネットワークの状態によりますので、こちらも早めに入金指示を出しておきましょう。
また、FIXIOは仮想通貨テザー(USDT)での入金にも対応しています。テザーはドルの価値に連動するよう設計された世界初のステーブルコインです。国内仮想通貨取引所でテザーを扱っている場所はないため、海外仮想通貨取引所で入手してFIXIOに入金します。
このように、FIXIOはクレジットカード・デビットカード、銀行振り込み、仮想通貨での入金などさまざまな入金方法に対応しているのです。
リクオートやスリッページを排除
FIXIOのメリットの一つに、リクオートやスリッページを排除していることがあります。
リクオートとは、注文した価格をFX会社に拒否されて別の価格を再提示されることです。リクオートが多いということは、自分が考えた価格で取引できないことが多いことを意味するため、トレードが思うようにできない原因となります。思ったように取引をして利益を上げたいのであれば、リクオートはできるだけ避けたいところです。
スリッページとはFX業者が決済システムに注文を通すまでの間にタイムラグが発生するせいで、指定した価格からズレたところで約定してしまうことです。リクオートと同様、スリッページも取引成績を悪化させる原因となります。
FIXIOではリクオートやスリッページを99.9%排除し、トレーダーが意図する価格で約定できるよう努めています。
デモ口座を利用できる
ツールの使い心地やトレードの経験を積む手段としてデモ口座を活用する方法があります。
FX業者によってはデモ口座が実装されていないこともありますが、FIXIOは誰でもデモ口座を開設できます。
デモ口座を使用するとリスクゼロでさまざまな仮説を試せるため、トレード経験を積むのにうってつけです。
ただし、デモ口座は現実の市場の動向や価格をまねた取引環境を提供してくれますが、あくまでもシミュレーションにすぎません。ボラティリティが極端に高い場合や低い場合の挙動がリアルタイムの相場と同じとは限りません。デモ口座で取引が成功したからといって、リアルの口座でも同じ効果が得られるとも言えませんので注意しましょう。
また、デモ口座は開設から180日しか使えませんのでその点にも注意しましょう。
サポートは年中無休で日本語対応もOK
FIXIOは24時間365日、年中無休で顧客対応を行っています。
公式サイトからの問い合わせは年中無休ですが、日本語カスタマーサポートの営業時間は午前9時から午前0時(24時)までです。日本語対応を受けたい場合は受付時間に注意しましょう。
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FIXIOの注意点
これまで見てきたとおり、FIXIOはかなりメリットが多い海外FX業者です。
しかし、以下の点に注意が必要です。
- 最大レバレッジが低い
- 口座の種類が少ない
- 口座開設ボーナスが少なめ
- 設立してから日が浅い
それぞれの内容を見てみましょう。
最大レバレッジが低い
最大レバレッジが他のFX会社と比べると低めです。海外FX業者の最大の特徴はハイレバレッジで取引ができることで、1000倍や2000倍といったレバレッジも珍しくありません。
中にはExnessFIXIOの最大400倍というレバレッジは少し物足りなく感じるかもしれません。
(エクスネス)のように最大レバレッジ無制限という業者もあります。それに比べると、しかし、国内FX業者が最大でも25倍に規制されていることを考えると400倍でも十分なハイレバレッジだといえるでしょう。
口座の種類が少ない
口座の種類が少ないという点もFIXIOのデメリットです。
ECNとSTPという取引方法の違いをのぞけば、スタンダードとプレミアという2つの口座タイプしかありません。
レバレッジ調整ができるとはいえ、少額トレードがしやすいマイクロ口座も開設していません。さまざまな口座でトレードしてみたいのであれば、FIXIOではなく別の業者で口座を開設したほうがよいでしょう。
口座開設ボーナスが比較的少ない
FIXIOの口座開設ボーナスは30ドルと、口座開設ボーナスを提供しているFX業者と比べるとやや控えめな設定です。
ただ、ボーナスがいくら多くても、もらったボーナスを引き出すことはできず取引に使うしかありません。それならば、ボーナスの多少の違いを気にするよりももらったボーナスで思う存分取引したほうが良いといえます。
また、近年高額のボーナスをばら撒いて倒産に追い込まれる海外FX業者も少なくありません。せっかくボーナスを受け取って取引をしても、倒産して自己資金や利益を没収されてしまえば元も子もありません。「ボーナス=良いFX業者」というわけではありませんので、取引環境に重きを置いて自分にあったFX業者を見つけることをおすすめします。
設立してから日が浅い
FIXIOは2022年からの運営と、サービス提供して間もない海外FX業者です。
FIXIOのグループ会社である「TOPICAL WEALTH MANAGEMENT LTD」は2017年からではありますが、FIXIOの公式サイトはまだまだ日本語の案内が不十分な点も多いです。
もし、ノウハウの蓄積などが気になるようであれば、FIXIOではなくほかのFX業者を利用したほうがよいでしょう。
まとめ
今回は海外FX業者のFIXIOの安全性、評判、口座タイプなどなど多岐にわたりご紹介しました。
FIXIOは約定スピードの速さや取引銘柄の豊富さ、スキャルピングのしやすさなど様々なメリットがあるFX業者です。顧客資産の分別管理を行っていることや経営年数が間もないながらも金融ライセンスを得ていることなどで安全面でも一定以上信用できるFX業者です。
レバレッジの低さや口座のバリエーションの少なさといったデメリットもありますが、取引速度や約定力、デモ口座の利用といったメリットがデメリットを上回っていると考えます。
海外FX業者の選択肢の一つとして、積極的に検討してみてはいかがでしょうか。
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